2018 August

 

 
 
軽井沢に来るたびに違う高山植物が咲いている我が家のお庭。バラや蘭のような恭しいお 花より、野に咲く草花の方がさりげなくて可愛らしい。自然の作り出す 形の不 思議にデザイナーはかなわない・・・。

 

 

 
 
 
我が家の別荘の小さなギャラリー、母の作品のハガキを額にまとめて、父の山の 写真をシリーズで・・・とその時々で飾り替えるのも楽しい。朝陽が差 し込む ガランとしたギャラリーで母の作品を改めて見る静かな朝。

 

 

   
 
 
ギャラリーの一角にはトレーニングマシン。書き仕事の合間に腹筋やサイクリン グマシンでトレーニング、鮮やかな木々の木漏れ日が白い壁に映って素 敵な気 分転換に。

 

 

   
 
 
友人の別荘に伺うと素敵な竹細工が窓辺に・・・。頂くお菓子のお皿やお菓子切 りはどれも個性的でとても素敵、友人の弟さんのお手製と伺ってびっく り。素 晴らしい仕上げはとても趣味とは思えない。

 

 

 
 
 
この季節になると夕暮れに咲く「あさまきすげ」、何度見に行ってもまだ開いて いないのに・・・ふと気がつくと黄色い大きなお花。子供の頃、朝顔が 咲く瞬 間を見たくて早起きした朝を思い出す。

 

 

 
 
 
夏は少し時間があるので母の残したモノを少しずつ整理する。数々のサングラ ス、どれも個性的で素敵だけれどレンズが合わない。いつも相談させて頂 いて いるレンズのプロフェッショナル、レンズだけ見て色を決めても意外な仕上がり になるのでおっしゃる事を良く聞いて。仕上がりがとても楽しみ!

 

 

   
 
 
アトリエに篭って写真を整理する毎日、あまりの暑さにランチに出るのもなかな かツライ。冷蔵庫にボールいっぱいのサラダを常備、トッピングを変え てラン チにもおやつにも。瑞々しい葉野菜に元気をもらうよう。それにしても暑 い・・・。

 

 

   
 
 
乾物は便利な上独特の風味が加わって、味に深みが出るので私のレシピには欠か せない食材。カルシウムやビタミンDが豊富な干ししいたけ、ミネラル と食物 繊維たっぷりのとろろ昆布、疲労回復に利くオルニチンを含むシジミなどヘル シーで美容にも良さそう。

 

 

   
 
 
主人のゼミ生のご実家から頂く茨城県特産無添加「ピーナッツクリーム」、滑ら かな食感とほのかな甘さがクセになりそう。ピーナッツの脂質はレシチ ンたっ ぷりで記憶力向上に効果があるとか?老化防止に良いといわれるビタミンEが豊 富なのも美肌に良さそう。ドレッシングに混ぜてアボカドにトッ ピング、甘い モノを頂かない私の美容おやつ。

 

 

 
 
酷暑の東京でアトリエに篭っていたので、軽井沢では森林を歩きたい。高山植物 はどれも個性的で野生味に溢れていて美しいけれど、こんな不思議な植 物を発 見。早速図鑑で調べて見ても見つからない。あまりにも不思議でちょっとコワ イ・・・、葉の上に実がなるとは!

 

 

 
 
 
軽井沢の夏のお楽しみは友人のお宅に伺いお喋りする・・・、どこに行くわけで もなく何をするでもなく「今、来ている?」と。母が残した「野の花と 香水 瓶」のハガキ、さまざまな高山植物とコレクションしていた香水瓶を組み合わせ て、母がセッティングして自分で撮影した物。親しかった方に少し ずつお分け する。皆さんのお顔を思いそれぞれにぴったりな図柄を選ぶのも楽しく、母の思 い出を語って下さることがとても嬉しい。

 

 

   
 
 
母の残したテーブルウェアをまた少し整理する。父が焼くステーキ用の鉄板を乗 せるお皿、熱々のお皿をのせる鉄製のハンドルも懐かしい。スペインで 買った 素朴な陶器はヨーグルト用だった。懐かしい思い出の詰まった軽井沢の食器棚、 一つずつ丁寧にお手入れをして大切に使いたい。

 

 

 
 
 
1924年創業の洋菓子の老舗、コロンバン。宮内庁大膳寮員を拝命した門倉国 輝が大正4年に渡仏して帰国後に開いた日本初のフランス菓子店、 ショート ケーキを初めて考案したのもコロンバンだとか。友人宅に午後のお茶に伺うと懐 かしいマーブルケーキ、家族ぐるみの長いお付き合いに感謝し つつ久しぶりに 頂くマーブルケーキはやっぱり美味しい。

 

 

   
 
 
毎夏、某建設会社の社長様からお心こもりのお野菜を頂く。趣味でお作りになっ ているとはいえ大変な収穫量。ピーマンや獅子唐、色とりどりのトマ ト・・・。どれも味が濃くてとても美味しい。夏の畑をそのままテーブルに載せ るような嬉しいプレゼント。

 

 

 
 
私が子供の頃、旧道の奥に長屋のような面白いお店があった。草木染めのショー ルや月明紙という手漉きの和紙に軽井沢の植物の版画されたハガキ、子 供なが らに素敵だなぁと思っていたお店。すっか店閉まいしてしまったと思っていた ら・・・。アサマキスゲやレンゲショウマ、吾亦紅など軽井沢らし い図柄も素 敵な月明紙、久しぶりにお手紙でも書こう。

 

 

 
 
軽井沢の我が家のお庭にはさまざまな高山植物が自生している。青空に影絵のよ うに映える形も可愛らしく、実は熟すと山葡萄のような濃い紫色にな る。自然 の作り出す形、そして色、季節の移り変わりは高山植物のカレンダーのよう。

 

 

   
 
 
パリに戻ってから必要な書類を揃えるため、本籍のある六本木の区役所へ。私が 子供の頃とはすっかり変わってしまった六本木、母とよく行った素敵な チャイ ニーズの香妃園も移転してしまって交差点のアマンドだけが変わらないランド マーク。1946年創業の洋菓子の老舗、戦後の復興の中で明るい 気持ちに なってほしいとの想いから生まれたシンボルカラーの「アマンドピンク」。霞町 にあったレストランも懐かしい・・・。久しぶりに頂くモンブ ランと深煎りの コーヒー、交差点を行き交う人々を眺めつつしばしタイムスリップ。

 

 

 
 
 
母のコーナーに飾ってあるイコンやガラスのマリア様、久しぶりにディスプレイ を替えて丁寧にお手入れする。もう20年以上前、父とギリシアに行っ た際に アテネの教会で求めたこのイコン、裏に母の覚書きを見つけ温かな気持ちにな る。母が居ないことが未だに何だか信じられない・・・。

 

 

   
 
 
母が居なくなってもう3年、と思う時とまだ3年、と思う時・・・。長くも短く も感じられる不思議な時間感覚。頂いたプリザーブドフラワーは本当に 色褪せ ることなくいつも母のコーナーを彩って下さる。華やかだった母らしく溢れんば かりのお花が届いた事を思い出す。

 

 

 
 
 
軽井沢の我が家のお庭は母がさまざまな植物を植えていた。ペパーミントはお 友達から分けて頂いたもの、素晴らしい香りのフレッシュなミント ティーに。 幼馴染みのお手土産のフランスベーカリーのブルベリーパイ。あさまで採れたブルーベリーだけで作った瑞々しい美味しさ、ミントティーとの相性もぴっ たり。

 

 

 
 
今年は軽井沢も猛暑でお庭の植物もずいぶん枯れてしまった。8月も終わりに近 ずき名残惜しいオレンジ色のガンピ、秋の始まりを告げる山りんどう、 黄色い お花は女郎花(おみなえし)?珍しく植物図鑑を見たり、こんな爽やかな朝の過 ごし方も軽井沢ならでは。

 

 

   
 
 
mono index パリに戻る途中、乗り換えのオランダ、スキポール空港でデルフト焼きの小さな ミュージアムに立ち寄る。白と青の組み合わせは和食器にも多く、何に でも合 うので何か一つ欲しいと思いつつ・・・。大きな壷や大皿を空港で買う外国人、 小さな私は小皿くらいがちょうど良い? page top

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